「竹富島と西表島、どちらも行きたいけど、どう組み合わせれば効率よく回れるか迷っている」と感じる方は多いのではないでしょうか。
沖縄の離島旅行の中でも、石垣島を拠点とした竹富島・西表島の周遊は、八重山諸島で最も人気の高い王道ルートです。竹富島では三線のメロディに揺られながら進む水牛車や赤瓦の集落散策、コンドイビーチの透き通る海。西表島では沖縄最大落差を誇るピナイサーラの滝へのマングローブカヌーと、水牛車で渡る由布島観光。それぞれに異なる顔を持つ2島を、旅の日数と体力に合わせてスマートに組み合わせることが、満足度の高い旅の鍵です。
この記事では、石垣島を起点に竹富島と西表島をセットで効率よく周る方法を、フェリーの料金・時刻表、島ごとのモデルコース、アクセスの注意点まで詳しく整理します。2026年版として最新情報をもとに、初めての方でも迷わず計画できるよう構成しました。
竹富島・西表島セット観光の基本知識|まず全体像を把握しよう
記事ポイント①
- 石垣島が八重山諸島全島へのフェリー起点となる
- 竹富島は石垣港から高速船で約15分、西表島は約40〜50分でアクセスできる
- フェリーは八重山観光フェリーと安栄観光の2社が運航しており、ダイヤが異なる
- 竹富島は半日〜1日で主要スポットを網羅できる小さな島(周囲約9km)
- 西表島は沖縄本島に次ぐ大きさで広大なため、誤った港に到着すると移動だけで数時間ロスになる
- 2島をセットで回るなら石垣島発パックツアーが最も効率的でロスが少ない
- ツアーでは観光スポットに近い港への直行・島内バス付きで、日帰りでも2島を余裕をもって周れる
- 2島をゆっくり味わうなら1泊2日が最もゆとりある標準プラン
八重山諸島の玄関口となる石垣島の「石垣港離島ターミナル(ユーグレナ石垣港離島ターミナル)」は、各離島へのフェリーが一か所に集まる便利な起点です。ここからすべての離島行きフェリーが発着するため、旅程のどこにいても石垣島に一度戻ることで次の島へスムーズに移動できます。
竹富島と西表島は、性格がまったく異なる2つの島です。竹富島は面積約5㎢・周囲約9kmと小ぶりで、レンタサイクルで1〜2時間あれば島を一周できる気軽さが持ち味。一方の西表島は沖縄県で2番目に大きな島で、面積の約90%が亜熱帯ジャングルに覆われた、スケール感まったく異なる大自然の宝庫です。2026年現在も世界自然遺産として保全されており、自然破壊を防ぐためにガイドツアー参加が推奨されているエリアもあります。
2島をセットで回るうえで知っておきたいのが「旅の順番」です。石垣島から最も近い竹富島を先に訪れ、その後に西表島へ渡るパターンが多くの旅行者に選ばれています。竹富島を午前中に訪れてから西表島へ移動するルートか、1泊2日で1日ずつ丸ごとあてるルートか――どちらが自分に合うかは、旅行日数と体力によって変わります。
石垣港離島ターミナルから各島へのアクセスと料金
石垣港離島ターミナルから竹富島・西表島へのフェリーは、八重山観光フェリーと安栄観光の2社が運航しています。両社で料金はほぼ同じですが、ダイヤが異なるため旅程に合わせてどちらに乗るか選ぶことができます。
| 目的地 | 所要時間 | 片道運賃(大人) | 往復運賃(大人) |
|---|---|---|---|
| 竹富島(竹富港) | 約15分 | 880円 | 1,700円 |
| 西表島・大原港 | 約35〜40分 | 1,810円 | 3,960円 |
| 西表島・上原港 | 約45〜55分 | 2,390円前後 | 要確認 |
※運賃は燃料調整金込みの2026年1月時点の目安です。変更の可能性があるため、出発前に公式サイトでご確認ください。
竹富島行きのフェリーは、朝7時30分頃から夕方17時30分頃まで1時間に1〜2便運航しており、利便性が高いのが特徴です。西表島行きは大原港(島の南東側)と上原港(島の北西側)の2港があり、向かう観光エリアによって乗り場を選ぶ必要があります。
西表島の上原港行きは冬季(概ね10月〜3月)に北風の影響で欠航になることが多く、その場合は大原港着便に振り替えられ、フェリー会社による無料送迎バス(所要約50分)で上原方面まで移動できます。旅程に余裕を持たせておくことが大切です。
フェリー会社の公式サイト(参照・最新時刻表確認)
竹富島の観光ガイド|半日でも満喫できる沖縄原風景の宝庫
記事ポイント②
- 竹富島は集落全体が国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている
- 水牛車観光は竹富観光センターと新田観光の2社が取り扱っており、所要約30分
- レンタサイクルで島を一周するには1〜2時間が目安(平坦な地形で初心者にも優しい)
- 竹富島では指定ビーチ以外での遊泳はもちろん入水も禁止されているため必ず確認を
- コンドイビーチは遠浅で波が穏やかな家族向きのビーチ(シャワー・トイレあり)
- カイジ浜(星砂の浜)は星形の砂が見つかるが遊泳禁止・入水禁止、砂の持ち帰りも禁止
- 西桟橋は全長約105mの桟橋で、サンセット鑑賞スポットとして宿泊者に特に人気
- なごみの塔・あかやま展望台から赤瓦集落の全景が一望できる
- 石垣島発パックツアーを使えば竹富島の水牛車観光が行程に組み込まれており手配不要
竹富島の基本情報
竹富島は、石垣島から約6kmの距離に位置する八重山諸島のひとつです。面積は約5㎢と小さいながら、赤瓦の伝統的な家屋・白いサンゴ砂を敷き詰めた路地・琉球石灰岩の石垣が織りなす景観は、まるで時が止まったかのような沖縄の原風景そのもの。1987年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された集落は、島民みんなの手で今も毎朝丁寧に掃き清められています。
島は東集落(あいのた)・西集落(いんのた)・仲筋集落の3集落で構成されており、集落内への車の乗り入れが制限されているため、観光はレンタサイクルか徒歩、または島内巡回バスが中心になります。
竹富島のおすすめ観光スポット
① 水牛車観光と伝統的集落散策
竹富島の象徴といえば、のんびりと歩む水牛が引く「水牛車」です。ガイドが三線で「安里屋ユンタ」を演奏しながら進む約30分の集落巡りは、島の空気を全身で感じられる体験。竹富観光センターが取り扱っており、石垣港発の日帰り観光パックに含まれている場合も多いため、個人手配と組み合わせて計画するとよいでしょう。
水牛車のあとは、白砂の道をゆっくり歩いたり自転車を借りたりして集落を散策しましょう。ハイビスカスやブーゲンビレアが年間を通して咲き乱れる路地は、どこを切り取っても写真映えします。赤いポストと屋根のシーサーが目を引く竹富郵便局は集落内にあり、旅の記念に風景印(島の風景や星砂が描かれた特製消印)を押してもらうことができます(窓口での申し出が必要)。
② コンドイビーチ
島の西側に広がる「コンドイビーチ」は、八重山諸島でも屈指の美しさと称されるビーチです。どこまでも透き通った青い海と白い砂浜が広がり、遠浅で波が穏やかなため、小さなお子さんやシニアの方にも安心して楽しめます。干潮時にはサンゴ礁の手前まで歩いて行くことも可能。更衣室とトイレが設置されているのも便利なポイントです。ただし海の家はないため、飲み物や食べ物は事前に持参しましょう。島の西側に位置するため、宿泊した際のサンセットスポットとしても絶好の場所です。
③ カイジ浜(星砂の浜)
コンドイビーチのすぐ南隣に位置する「カイジ浜」は、正式名称を皆治浜といい、星の形をした砂(有孔虫の殻)が見つかることから「星砂の浜」とも呼ばれています。岩場沿いの砂に手のひらを押し当てるようにして探すと見つかりやすく、宝探しのような楽しみがあります。ただし潮の流れが速く、遊泳だけでなく入水自体が禁止されています。また、カイジ浜は国立公園の区域内にあり、砂の持ち帰りも禁じられています。近くの土産店では星砂入りの瓶などが販売されていますので、お土産として購入するのがおすすめです。
なお、竹富島では指定ビーチ以外での遊泳・入水は全域で禁止されています。海に入れるのはコンドイビーチなど島が定めた指定ビーチのみです。美しい海が広がる竹富島ですが、ルールを守って楽しみましょう。
④ 西桟橋
集落の西側・コンドイビーチの北に位置する全長約105mの桟橋です。かつては西表島への農作業往来に使われていた歴史ある桟橋で、現在は使用されていませんが、周囲を囲む透明度の高い海と、沈んでいく夕日を眺める絶景スポットとして多くの観光客が訪れます。宿泊者だけが味わえる夕暮れの特別な光景として、ぜひ滞在時の楽しみにしてください。集落から徒歩約18分、または巡回バス「旧ビジターセンター」停留所から徒歩約3分でアクセスできます。
⑤ なごみの塔・あかやま展望台
集落の中心部に位置する「なごみの塔」は竹富島のシンボル的な展望スポットです。老朽化のため現在は安全のため登塔が制限されることもありますが、隣接する「あかやま展望台」からは赤瓦の集落が広がる全景を見渡すことができます。竹富島の景観を俯瞰で楽しみたい方はぜひ足を運んでください。
竹富島のモデルコース(日帰り4時間プラン)
| 時間 | 行動 |
|---|---|
| 9:00 | 石垣港発フェリー乗船(約15分) |
| 9:15 | 竹富港着・送迎バスまたはレンタサイクル手配 |
| 9:30〜10:00 | 水牛車観光(集落巡り・約30分) |
| 10:00〜11:00 | 集落散策・なごみの塔・郵便局 |
| 11:00〜11:30 | 西桟橋 |
| 11:30〜12:30 | コンドイビーチ・カイジ浜 |
| 12:30〜13:00 | 島内飲食店でランチ |
| 13:30 | 竹富港発フェリーで石垣島または西表島へ |
※レンタサイクルを利用するとより自由に動けます。港に着くと各レンタサイクル店のスタッフが送迎に来ることが多く、スムーズに手配できます。
西表島の観光ガイド|世界自然遺産の大ジャングルを体感する
記事ポイント③
- 西表島は島面積の約90%が亜熱帯ジャングルに覆われた世界自然遺産の島
- 石垣島からのアクセスは大原港行き(約35〜40分)と上原港行き(約45〜55分)の2ルートある
- ピナイサーラの滝(落差54m、沖縄最大)はマングローブカヌー+トレッキングで訪れるのが定番
- 由布島は西表島の水牛車乗り場から海を渡る亜熱帯植物園の離島(入場料別途)
- 仲間川マングローブクルーズは大原港から近く、体力に自信がない方にも向いたアクティビティ
- 西表野生生物保護センター(無料)でイリオモテヤマネコの生態を学べる
- 上原港周辺は西部(ピナイサーラの滝・由布島)、大原港周辺は東部(仲間川・由布島)の拠点
- パックツアー利用なら島内バス付きで港到着後すぐに移動を開始でき、乗換待ちの時間ロスがない
- 西表島は広大なため、誤った港に着くだけで数時間のロスになる可能性があり、ツアーはその心配がない
西表島の基本情報
西表島は、沖縄県八重山郡竹富町に属する「東洋のガラパゴス」とも称される離島です。日本最大の亜熱帯原生林と、マングローブ・滝・川・珊瑚礁が一体となった希少な自然環境が評価され、2021年に西表島を含む奄美大島・徳之島・沖縄島北部とともに「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」として世界自然遺産に登録されました。
島の北西部にある「上原港」と、南東部にある「大原港」の2か所が石垣島とのフェリー接続拠点になっており、どちらの港に着くかによって、その日に回れる観光エリアが変わります。旅程を組む際は「何を体験したいか」から逆算してフェリーを選ぶことが重要です。
西表島の見どころとアクティビティ
① ピナイサーラの滝(上原港エリア)
西表島で最も人気の観光スポットのひとつが「ピナイサーラの滝」です。沖縄県最大の落差54mを誇るこの滝は、西表島の言葉で「ピナイ(髭)」「サーラ(下がるもの)」から名付けられており、白いひげが垂れ下がるような美しい姿が船上からも遠くに見えます。上原港に近いヒナイ川のマングローブ林をカヌーで漕ぎ進み、ジャングルをトレッキングすること約30分でたどり着く滝壺は、マイナスイオンに満ちた圧倒的な空間です。
ピナイサーラの滝へは個人での入山に際して事前の立入申請が必要なエリアもあるため、現地ガイドのツアーを利用するのが最もスムーズです。半日コース(約4時間、所要11,000円前後)から1日コース(約6〜7時間、14,000円前後)まで複数の設定があります。
世界自然遺産登録後、訪問者数に上限が設けられているツアーもあります。繁忙期(3〜5月・7〜9月)は特に予約が早期に埋まりやすいため、旅行の1か月以上前からの事前予約を強くおすすめします。
② 由布島(大原港エリア)
西表島の東部・大原港から車で約20分の「由布水牛車乗り場」から海を渡ること約15分、亜熱帯植物の楽園「由布島」へたどり着きます。体験のハイライトは、三線の音色を聴きながら水牛が引く車に乗って浅瀬の海を渡ること。晴れた日には透明な海の中を水牛がゆっくりと歩む光景は、ほかでは味わえない八重山ならではの体験です。
由布島は全体が亜熱帯植物園となっており、ブーゲンビレアやバショウ、ヤシの木が生い茂る園内を散策できます。水牛車観光と入場料がセットになった料金(2026年時点)は大人1,650円程度が目安となっていますが、公式サイトで最新料金をご確認ください。

③ 仲間川マングローブクルーズ(大原港エリア)
大原港から車で数分の仲間川は、日本に生育するマングローブ種の約25%が集中する「仲間川天然保護地区」に指定された国の天然記念物です。遊覧船に乗り、オヒルギ・メヒルギ・ヤエヤマヒルギが生い茂る川を遡ることで、マングローブ群や日本最大のサキシマスオウノキなどの希少植物を間近で観察できます。カヌーを漕ぐ体力が不安な方、小さなお子さんや年配の方でも気軽に参加できるのが魅力です。所要時間は約1〜1.5時間が目安です。
④ 西表野生生物保護センター(上原港エリア)
環境省が設置した「西表野生生物保護センター」は、イリオモテヤマネコをはじめ、カンムリワシ・ヤシガニなど西表島固有の希少動物・植物の保護活動を担う施設です。入館無料で、剥製・骨格標本・生態写真・鳴き声クイズなどが展示されており、小さなお子さんでも楽しく学べます。野生のイリオモテヤマネコに出会うことは非常に困難ですが、この施設でその生態を深く知ることができます。路線バスでもアクセス可能です。
西表島のモデルコース(1日プラン・上原港着)
| 時間 | 行動 |
|---|---|
| 8:00 | 石垣港発・上原港行きフェリー乗船 |
| 9:00〜9:30 | 上原港着・ガイドと合流 |
| 9:30〜12:30 | ピナイサーラの滝マングローブカヌー&トレッキング(半日コース) |
| 12:30〜13:30 | 昼食 |
| 14:00〜15:30 | 由布島観光(水牛車で海渡り・亜熱帯植物園) |
| 15:30〜16:00 | 大原港または上原港へ移動 |
| 16:30〜17:00 | 石垣行きフェリー乗船 |
※上原港行きが欠航した場合は大原港着・フェリー会社の無料送迎バスで上原方面へ移動できます(所要約50分)。出発前に運航状況を必ずご確認ください。
竹富島と西表島を効率よく周る3つのプランを比較
記事ポイント④
- プランAは「1泊2日・1島ずつ」で最もゆっくり周れる王道スタイル
- プランBは「竹富島午前+西表島午後」の日帰り強行プランで、体力と時間管理が必要
- プランCはツアー専用船を使う石垣島発パックツアーで、最も効率的に2島を回れる最有力選択肢
- ツアー専用船は観光スポットに近い港を発着するため、港到着後すぐに観光を開始できる
- 西表島は広大なため、誤った港に着くと移動だけで数時間ロスになるリスクがあり、ツアーはそれを防げる
- ツアーによっては西表島→竹富島への直行ルーティングがあり、石垣島に戻らずに2島を渡れる
- 安栄観光のアイランドホッピングパスを使うと複数島めぐりの運賃がお得になる
- 竹富島・西表島両島を満足度高く体験するには1泊2日が最低ラインとして推奨
- 西表島はアクティビティに参加する場合、最低でも1日確保することが望ましい
プランA:1泊2日(竹富島1日目・西表島2日目)【最もおすすめ】
ゆっくり派・初めての方に最適な王道プランです。
1日目は竹富島を丸一日かけて散策します。午前中に水牛車観光と集落歩き、午後にコンドイビーチとカイジ浜でビーチ時間、夕方は西桟橋でサンセット――宿泊することで日帰りツアーでは味わえない静けさの中の夕暮れを体験できます。竹富島には「星のや 竹富島」をはじめ、伝統的な造りの宿が複数あります。
2日目は石垣港から西表島へ移動。上原港着の便でピナイサーラの滝のマングローブカヌーツアー(半日コース)に参加し、午後は由布島観光を組み合わせると1日をフルに使えます。夕方の石垣行きフェリーで戻ればちょうどよい行程になります。
概算費用(1名あたり)
| 項目 | 概算費用 |
|---|---|
| 石垣〜竹富島フェリー往復 | 1,700円 |
| 水牛車観光 | 1,500円前後 |
| レンタサイクル(1日) | 1,000円前後 |
| 竹富島宿泊(1泊2食・素泊まりによる) | 10,000〜30,000円 |
| 石垣〜西表島(大原or上原)往復フェリー | 3,620〜4,780円前後 |
| 西表島アクティビティ(半日カヌーツアー) | 11,000〜14,000円 |
| 由布島観光(水牛車+入場) | 1,650円前後 |
プランB:日帰り2島めぐり(竹富島午前・西表島午後)【スケジュール管理が必須】
限られた日程の中で2島を体験したい方向けのプランです。朝7時30分台の便で石垣を出発して竹富島へ。午前中に水牛車と集落・ビーチを短時間で巡り、午後の便で西表島大原港へ向かいます。大原港着であれば仲間川マングローブクルーズや由布島観光と組み合わせることが可能です。
ただし、西表島のピナイサーラの滝ツアーは所要4〜7時間かかるため、日帰りでの掛け持ちは困難です。「アクティビティより景色と雰囲気を楽しみたい」方や旅慣れた方向きのプランといえます。フェリーの乗り継ぎ時間も含めてスケジュールに余裕を持たせることが大切です。
プランC:石垣島発パックツアーで手軽に2島めぐり【最も効率的でロスが少ない】
初めての方・日程が限られる方に特に強くおすすめしたいのが、このパックツアー利用です。
石垣島発の観光パックツアーには、「西表島・由布島・竹富島3島めぐり」が代表的なラインナップとして複数の会社から催行されています。本土の大手旅行会社が企画するツアーの多くも、石垣島ドリーム観光が運行するツアー専用の高速船を利用しています。特に朝の西表島行きは大型の高速船で、さまざまなツアーの参加者が混乗する形で出港します。帰りはツアーごとのスケジュールに応じて小型の貸切船になる場合もあれば、大型船で他のツアーと一緒に乗船する場合もあります。
立ち寄り先はどのツアーもほぼ共通しており、1日を通してほぼ同じ行程をたどることがほとんどです。そのため、ツアー選びのポイントは予算と自分が行きたい場所・体験したいアクティビティで比較することです。各ツアーの内容をしっかり確認して、自分に最適なプランを選ぶことが旅の満足度を上げる近道になります。
ツアー利用の最大のメリットは、西表島島内でのバスが付いていることです。港に到着した瞬間から乗換待ちなしで移動を開始できるため、時間のロスがありません。特に日帰りで2島を周る場合、このメリットは非常に大きく、個人でフェリーを乗り継いで移動する場合と比べて体感できる行動時間がまったく異なります。
また、ツアー専用船は観光スポットに近い港を発着するため、目的地とは異なる港に降り立つリスクがありません。西表島は広大な島で、誤った港に到着してしまうとそこから観光エリアへの移動だけで片道約50分かかることもあります。ツアーを使えばこうした時間ロスが最初から発生しません。
ツアーによっては、午前中に西表島・由布島を観光し、西表島から竹富島へ直接移動して午後フリータイムという1日完結コースも用意されています。石垣島に一度戻らずに2島を渡れるルーティングは、個人旅行では組みにくい行程です。
初めての離島旅行で「どう動けばいいかわからない」という方はもちろん、「限られた1日で2島を効率よく楽しみたい」という方にとっても、パックツアーは最もコストパフォーマンスの高い選択肢のひとつです。ツアーで2島の全体像をつかんでから、次回は個人旅行でじっくり周るというアプローチも旅上手な楽しみ方といえます。
フェリーの予約方法と注意点
記事ポイント⑤
- 繁忙期(GW・夏休み・年末年始)はフェリーが満席になることがあるため事前予約が必須
- 八重山観光フェリー・安栄観光ともにオンライン予約(Eチケット/QRコード)に対応している
- 当日購入も可能だが、石垣港離島ターミナルの窓口は繁忙期に行列ができやすい
- 乗船20分前には乗り場に到着しておくことが推奨されている
- 西表島の上原港行きは冬季に欠航しやすく、大原港着に変更になる場合がある
- 天候急変による欠航・遅延があるため、最終日の離島スケジュールはゆとりを持たせること
- 安栄観光の「アイランドホッピングパス」(3〜5日間フリーパス)は複数島を渡る旅に有利
フェリーの予約は乗船前まではキャンセル料不要の場合が多いため、予定が決まったら早めに押さえておくことをおすすめします。スマートフォンでQRコードを表示するだけで乗船できるEチケットが主流となっており、当日の窓口列に並ぶ手間を省けます。
なお、八重山観光フェリーと安栄観光では乗り場(桟橋)が異なるため、チケット購入後は自分が利用する会社の乗り場に向かうよう注意しましょう。石垣港離島ターミナルの構内で案内板が出ていますが、初めての方は余裕を持って早めに到着することをおすすめします。
竹富島・西表島への持ち物・服装チェックリスト
記事ポイント⑥
- 竹富島は舗装された道が少ないため、スニーカーや動きやすいシューズが適している
- 西表島のアクティビティ参加時には着替えが必須、シャワーはツアー会社に設置されていることが多い
- 竹富島・西表島ともにATMが少なく、クレジットカードが使えない店舗もあるため現金は多めに準備する
- 紫外線が強烈なため日焼け止め・サングラス・帽子は必携
- マングローブカヌーや滝ツアーに参加する場合はすぐ乾く速乾性の服を選ぶ
- 竹富島・西表島ともに飲食店の数は多くなく、昼食の混雑や売り切れも想定しておくこと
- 西表島のアクティビティには通常ガイドが靴・ライフジャケット等を貸し出してくれるが、事前確認を
八重山諸島の旅では、突然のスコールも珍しくありません。折りたたみの雨具を1枚常備しておくと、天気の急変でも慌てずに行動できます。夏季(6〜9月)は気温・湿度ともに高く体力の消耗も早いため、こまめな水分補給を心がけましょう。飲み物は石垣港ターミナルや竹富島・西表島の港近くで事前に調達しておくと安心です。
よくある質問(Q&A)
Q. 竹富島と西表島はどちらを先に回るのがおすすめですか?
: A. 一般的には竹富島を先に訪れるプランが多くの旅行者に選ばれています。石垣島から15分と近く、半日〜1日で主要スポットを回れるため、初日の午前に竹富島、午後以降に西表島へ移動するか、または竹富島で1泊したのち翌日に西表島へ向かうパターンがよく用いられます。
Q. フェリーは予約なしでも乗れますか?
: A. 通常期(平日・オフシーズン)は当日購入でも問題なく乗船できる場合がほとんどです。ただし、GWや夏休み・年末年始などの繁忙期は満席になるケースもあるため、公式サイトやオンライン予約での事前手配を強くおすすめします。乗船前まではキャンセル料無料の場合が多いため、早めに予約して損はありません。
Q. 竹富島に車(レンタカー)は持ち込めますか?
: A. 安栄観光のカーフェリーを利用すれば自転車・原付・バイクを積んで渡ることは可能です。ただし竹富島の集落内は車の乗り入れが制限されており、観光の移動にはレンタサイクルか徒歩が中心になります。車を持ち込むメリットはほぼないため、石垣島でレンタカーを返してからフェリーに乗るのが一般的です。
Q. 西表島のアクティビティはどれがおすすめですか?
: A. 初めての方にはピナイサーラの滝マングローブカヌー(半日コース)が最も人気があります。体力的に不安がある方やファミリーには仲間川マングローブクルーズ(遊覧船)が向いており、船に乗るだけで迫力のマングローブ林を体感できます。1日たっぷり楽しみたい方にはピナイサーラの滝+由布島がセットになった1日コースが充実した体験を提供してくれます。
Q. 西表島の上原港行きフェリーが欠航になった場合はどうなりますか?
: A. 欠航時はフェリー会社により大原港着の代替便が案内されます。大原港からは八重山観光フェリーによる無料送迎バスが上原方面まで運行しており(所要約50分)、ツアー会社や宿泊施設もこのバスの到着を見越して対応してくれる場合がほとんどです。旅程に余裕を持たせておくと安心です。
Q. 竹富島の水牛車観光の料金はいくらですか?
: A. 2026年時点では1,500円前後が目安となっています。竹富観光センターや石垣島発のパックツアーに含まれている場合もあります。現地窓口での購入のほか、日帰りツアーに含まれる形での申し込みも可能です。最新料金は公式サイトや各ツアー会社でご確認ください。
まとめ|竹富島と西表島セット観光のポイントを整理
竹富島と西表島は、性格の異なる魅力が組み合わさった八重山諸島を代表する2島です。白砂と赤瓦が美しい竹富島でゆったりとした島時間を過ごし、翌日は大自然が広がる西表島で心と体を解き放つ――そんな旅のリズムが、2島セット観光の醍醐味といえるでしょう。
忙しい中でも1泊2日さえ確保できれば、この2島の代表的な体験はほぼ網羅できます。フェリーの事前予約と西表島のアクティビティ予約を早めに済ませておくことが、旅を成功させる最大のポイントです。
- ✅ 石垣港離島ターミナルが竹富島・西表島へのすべてのフェリー起点になっている
- ✅ 竹富島へは石垣港から高速船で約15分、料金は大人片道880円(往復1,700円)
- ✅ 西表島・大原港へは約35〜40分、大人片道1,810円(往復3,960円)
- ✅ 西表島・上原港行きは冬季に欠航が多いため、旅程に余裕を持たせることが重要
- ✅ フェリーは八重山観光フェリーと安栄観光の2社があり、ダイヤが異なる
- ✅ 繁忙期はフェリーが満席になるため、公式サイトで事前WEB予約を行うこと
- ✅ 竹富島は水牛車・集落散策・コンドイビーチを半日〜1日で体験できる
- ✅ 西表島はピナイサーラの滝カヌーツアーを楽しむなら最低でも1日確保が必要
- ✅ 由布島観光は大原港エリアからアクセスしやすく、西表島観光とセットにしやすい
- ✅ 仲間川マングローブクルーズは遊覧船で参加でき、体力不安のある方にも対応
- ✅ 1泊2日プランが最もゆとりがあり、初めての方にもおすすめの標準コース
- ✅ 現金の事前準備・速乾素材の服・日焼け止めは必携アイテム
公式情報リンク集
※本記事の料金・時刻表・運航状況は2026年4月時点の情報をもとに作成しています。変更される可能性がありますので、旅行前に必ず各公式サイトでご確認ください。
