春の訪れを告げる日本の伝統行事「ひな祭り」。その中でもひと際注目を集めるのが、九州大分県日田市で開催される「天領日田おひなまつり」です。この祭りは、江戸時代に天領として栄えた日田の歴史と文化を体感できる特別なイベントとして、全国的にも高い評価を受けています。
毎年2月15日から3月31日までの期間、日田市の豆田町や隈町を中心に、数百年の歴史を持つ旧家や資料館で雛人形が展示されます。京都や大阪などから取り寄せられた豪華絢爛な雛人形から、庶民に親しまれた紙や布で作られた「おきあげ雛」まで、さまざまなスタイルの雛人形が一堂に会します。それぞれの人形には地域の伝統や文化、時代背景が込められており、まるでタイムスリップしたかのような気分に浸ることができます。
この祭りの起源は約40年前、地元の住民が古くから大切に守り続けてきた雛人形を公開したことがきっかけです。それがきっかけとなり、今では全国から訪れる観光客を迎え入れる一大イベントへと成長しました。第42回目となる2025年の開催では、伝統的な町並みを楽しむ「おひな巡り」や、流し雛、青い目の人形パレードといった関連イベントも充実しており、訪れる人々に忘れられない思い出を届けます。
華やかな雛人形とともに、江戸時代の豪商文化が色濃く残る町並みをゆったりと散策するひとときは、日本らしい風情を堪能できる貴重な体験です。この春、日田の伝統と歴史を感じながら「天領日田おひなまつり」を楽しんでみませんか?
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天領時代の華やかなお雛様に会いに行こう!
2月15日から3月31日までの期間、日田市の豆田町・隈で春の訪れを告げる「日田おひなまつり」が開催されます!市内の10数か所の旧家や資料館にて、往時の文化を物語る全国的にも珍しい雛人形から、庶民の間で親しまれた紙と布で作る「おきあげ雛」と呼ばれる人形まで、沢山のひな人形やひな道具が一斉に展示・公開されます!春のひとときに、昔ながらの町並みに風情を感じながら、ゆったりとおひな巡りに出掛けてみませんか?

日田観光協会
天領日田おひなまつりとは~そのルーツを辿って~
ルーツには、江戸幕府の西国筋郡代の役所が置かれ、「天領日田」として九州随一といわれるほどの繁栄を極めた背景があります。それは、掛屋(銀行)を中心とする豪商たちが大変活躍し、町人文化が特に花開いた時代。
そんな日田の旧家には、莫大な財を成した豪商たちが京都や大阪などで好んで買い求めた、絢爛豪華な雛人形が数多く現存しており、中には京都屈指の人形師の手による品々なども残っています。
雛人形の公開を始めたのは約40年前。江戸時代からずっと大切に保管されていた雛人形を、まちおこしのために公開したことがきっかけです。それから毎年春に綺麗な雛人形が並ぶ光景に、お客様が吸い込まれるように訪れるようになったのを見て、市を挙げて「天領日田おひなまつり」が始まりました。今ではこれが大分県、九州内、そして全国各地に広がっています。
そして2025年で42回目を迎える「天領日田おひなまつり」は町の歴史の記憶を大事に守り継いでいくお祭りとして、日田市民の誇りとなっています。沢山の雛人形はもちろん、当時の旧家やその町並みが未だに残る豆田町や隈、天瀬町など、物や場所を大切にする、「日本らしい日田の心」も見て・感じてみて下さい。
【第42回】天領日田おひなまつり 開催概要
日時:令和7年2月15日(土)~3月31日(月)
場所:日田市豆田町・隈町・その他
お問合せ:0973-22-2036(日田市観光協会)
天領日田おひなまつり【関連イベント】
天領日田おひなまつりの詳細
令和7年2月15日(土)~3月31日(月)
日田市豆田町・隈町・その他
豆田流し雛 (3月2日 10:00~14:00、桂林荘公園)
青い目の人形パレード (2月15日 10:00~、JR日田駅前広場)
日田市観光協会 (0973-22-2036)
豆田流しびな
日時:3月2日(日)10:00~14:00
場所:桂林荘公園
内容:流し雛を予定
お問合せ:0973-22-2036(日田市観光協会)
項目 | 詳細 |
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イベント名 | 天領日田おひなまつり |
開催期間 | 令和7年2月15日(土)~3月31日(月) |
開催場所 | 日田市豆田町・隈町・その他 |
展示内容 | 豪華絢爛な雛人形、庶民に親しまれた「おきあげ雛」 |
関連イベント |
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祭りの特徴 | 江戸時代の豪商文化や町並みを体感できる |
起源 | 約40年前に旧家の雛人形公開を始めたのがきっかけ |
アクセス情報 | 日田市観光協会 (0973-22-2036) |
青い目の人形パレード
約100年前に日本とアメリカの友好を目的にアメリカから全国各地の幼稚園などに贈られたのが青い目の人形です。日田市の三隈幼稚園では、ひなまつりに合わせて人形と一緒にパレードをします。
日時:2月15日(土)10:00~
場所:JR日田駅前広場
天領日田おひなまつりまとめ
- 天領日田おひなまつりは春を告げる祭りである
- 開催期間は2月15日から3月31日まで
- 会場は日田市の豆田町・隈町を中心とする
- 全国的に珍しい雛人形が展示される
- 江戸時代から続く文化を体感できる
- 豪商が収集した絢爛豪華な雛人形が見どころ
- 紙と布で作る「おきあげ雛」も展示される
- 京都屈指の人形師による雛人形が現存する
- 約40年前から雛人形の公開が始まった
- 江戸時代の町並みが残る豆田町を散策できる
- 豆田町では流し雛のイベントも行われる
- 三隈幼稚園では青い目の人形パレードがある
- お祭りは42回目を迎える歴史ある行事である
- 地元住民の誇りとして受け継がれている
- 日田市観光協会が問い合わせ先となっている